高知市内の現場、K様邸の気密測定を行いました。
気密測定は、施工状況のチェックをするためにとても大事なプロセスです。
建物の仕様は
外壁断熱:セルロースファイバー 105㎜+防湿気密シート
桁下断熱:セルロースファイバー 200㎜+防湿気密シート
床断熱:XPS3種bA 100㎜
サッシ:APW430+330
を採用しています。
Ua値=0.44W/㎡Kと断熱等級6(HEAT20 G2)をクリアした、高断熱な建物です。
まずは気密測定器で圧力をかけて漏気個所をチェックしていきます。
玄関ドアの下部より、漏気を感じたのでシーリング材で処理をしていきます。
使用している玄関ドアはイノベストD50というYKK-APで一番断熱がよいシリーズを使用しています。
その中でも樹脂複合枠仕様という一番断熱性能が高い枠のものをセレクトしています。
いくら丁寧に施工したとしても、目に見えない漏気個所はあるものです。
ですから、数値をだすということよりも、漏気個所をチェックして補修し、施工精度を上げていくことのほうが大事です。
電気の貫通部もチェックしていきます。
結果はC値=0.2cm2/m2という素晴らしい結果でした。
JISでは小数点第二位を四捨五入するのが決まりなので0.2ですが、実際の数値は0.2を切って0.16でした。
総相当隙間面積は21cm2と家全体で約4.6センチ×4.6センチ角の隙間しかないことになります。
施工精度をしめすn値も1.1と大きな隙間はないことを示しています。
この素晴らしい数値は、丁寧な施工をしてくれた大工さんや職人、現場監督のがんばりで良好な結果を出すことができました。
現場の皆さんの頑張りに感謝です。