さて、今回のニュースレターは
「蔵書が多い」家庭で育った人ほど賃金が高くなるって本当?
2014年にリクルートワークス研究所の戸田淳仁氏らが発表した「幼少期の家庭環境、非認知能力が学歴、雇用形態、賃金に与える影響」という論文で以下のことがわかりました。
(出典)戸田・鶴・久米(2014)
「幼少期の家庭環境、非認知能力が学歴、雇用形態、賃金に与える影響」
(RIETI Discussion Paper Series 14-J-019)
この研究は、全国の20歳から69歳の男女6128人に「お家に蔵書があったか」という項目を分析に用いてのデータをまとめたものだそうです。
「好奇心などの開放性をはぐくむような知的環境が賃金と関係していると解釈できるかもしれない」と結論付けられている・・とか🤔
皆さんのおうちはどうですか?
私の実家には、娘が保育園に通っていた頃、お便りの中に一緒に入っていた絵本の定期購読を購入していたので絵本はたくさん残っています😅
この結果、最新の脳科学研究からも、同じ結論が裏付けられており、さらに「好奇心」を伸ばすことは、子どもの将来に大きな影響を及ぼし、さらに認知症予防にも役立つことが最新の研究からわかってきているのです👩🏫
こちらの研究で分かったこと
♦「15歳時点の成績」は、学歴・雇用形態賃金に対し影響する
♦「蔵書が多い」家庭で育った人ほど、賃金が高くなる
♦勤勉性を表す「高校時の無遅刻」は学歴・雇用形態に対し影響する
♦協調性、リーダーシップを表す「中学時代運動系クラブ・生徒会」への所属には賃金が高まる効果
子どもの頃に、知的好奇心を満たしてくれる本が手に届くところにあるという環境は、親が用意してあげられる最高の環境なのかも知れませんね😊
次回の「子どもの能力開発ニュースレター」もお楽しみに!!🤗🎶